私たち伊藤製作所は静岡県浜松市西区に工場を構える会社です。
長年お付き合い頂いている大手楽器・ゲーム機器・AV機器等のメーカー様に
非常に厳しい品質と納期を求められながら育てて頂き何とかここまでやってこられました。(感謝)
そのおかげで品質への徹底したこだわりと改善、お客様へ少しでも良い製品をお届けしたいと思う気持ちで
「どんな仕事に対しても真剣勝負で行こう」・・・これを合言葉にスタッフ一同毎日元気で良い汗をかきながら頑張っております。
私たちには大きな夢があります、それはこの国から「放置竹林」を無くすことです。
その為に今、浜松地域イノベーション推進機構を中心に産学官で
「静岡県西部地域づくり活動支援協議会」を立ち上げ、畜産部・農業部・工業化部・エネルギー化部に分かれ、
私ども伊藤製作所は工業化部の一員として日々「竹」の工業製品化の研究・開発に挑んでいます。
代表 伊藤 康文
[ 好きな言葉 ]
「信用と健康は人間最高の財産である」・・・私の尊敬する恩師の言葉です。
2006年から仲間とともに大阪読売TV主催の毎年琵琶湖で行われる鳥人間コンテスに「チーム・オーシャンマン」と言うチーム名で滑空機部門に挑戦した事です。初回は飛距離23.51Mという散々な結果で見事敗退してしまいました。
私共は軽い木材を中心に主要部分を構成していたのに対し、学生チーム等は「カーボン」をふんだんに使用して軽量化、重さの上では断然不利でした。我々のチームにはカーボンを使用出来るほど金銭的余裕はなく新しい素材を求めなければなりませんでした。
ところが私たちの住んでいる浜松は本田宗一郎はじめ世界に冠たる物創りに対し有名な会社の創立者が沢山排出されている地域なのです。(ホンダ・ヤマハ発・スズキ・カワイ・ヤマハ・ホトニクス等)
昔から遠州弁で「やらまいか」と言う言葉が受け継がれていて、標準語にすると「みんなでやろうぜ」ってことですが、私共もその「やらまいか精神」でカーボンの代替品となる素材の研究に入りました。
仲間の中から「竹は?」の言葉で竹の繊維質の強さに目を付け一から開発に着手しました、竹集成材のブロックから突板(0.25㎜)をスライスしそれを縦横に接着し竹製薄突板合板を生み出し、非常に軽量でなおかつ引っ張り強度もアルミに匹敵する程になり、たとえ折れても繊維が縦横に走ってるので離れることがなく、パイロットには安心・安全な独自素材が出来上がりました。
翌2007年、独自開発の素材を主要桁に使用し新しく生まれ変わった機体で「鳥人間コンテスト」に再挑戦、滑空機部門・フォーミュラクラスで151.31Mと言う飛距離を生み出し僅か2回目で「優勝」を成し遂げました。
会社名 | 伊藤製作所 |
---|---|
代表者 | 伊藤 康文 |
設立年月日 | 1973年5月1日 |
住所 | 静岡県浜松市中央区入野町208-1 |
電話・FAX | TEL 053-448-4824 / FAX 053-448-4867 |
ito-sei.co@abelia.ocn.ne.jp | |
業務内容 | 一般木工加工品
|
取引銀行 | 静岡銀行浜松入野支店 浜松信用金庫可美支店 |
昭和48年05月 | 浜松市中区西浅田町に祖父が設立した(資)竹村木工所・楽器部品事業部を伊藤製作所として独立。 ピアノ木製部品、織機木製部品の製造を手掛ける。 |
---|---|
昭和51年03月 | 上記事業部が手狭になってきた為、浜松市西区入野町に新工場を建設、移転し事業を継続。 |
平成13年10月 | 大手楽器メーカーからの受注増と品質精度の向上を目指す為NC複合ボーリングマシンを導入。 |
平成15年03月 | さらに加工精度を高めるため最新式NCルーター複合マシンを導入。 |
平成16年03月 | 大手メーカーよりゲーム機器の木製部品加工を受注。 |
平成16年06月 | 大手メーカーよりAV機器の木製部品加工とアッセンブリを受注。 |
平成18年07月 | 当社代表が鳥人間コンテスト「チーム・オーシャンマン」に参加出場するも散々な結果で敗退。 |
平成19年07月 | 当社代表達が竹を基にした独自素材「竹製突板合板」を開発。 再び「鳥人間コンテスト」に挑戦、滑空機部門のフォーミュラクラスで出場、2年目にして「優勝」。 |
平成20年02月 | 上記で使用した「竹製薄板合板」を製品化、製造販売を開始。 |
平成21年11月 | 東京ビッグサイトにて2009年東京国際宇宙航空産業展に仲間と「竹製薄板合板」を共同展示。 |
平成23年12月 | 「竹製薄板合板」を使用した自社製品の開発を開始。 |
平成26年06月 | 「竹製薄板合板」「竹集成材」を素材にしたフロアランプ、[HINERI]を製品化し新聞発表。 |
平成26年08月 | 静岡文化芸術大学の学生達に「竹製薄板合板」を使用したデザインコンテスト開催を依頼。 |
平成26年10月 | 上記コンテストの1次審査を行う。 |